☯️ ヲトギ陰陽 うら噺 ☯️ 第二頁『戦闘狂』


日々の噺 第一頁『ヲトギ噺 陰陽物語』

 

振り返りなどを綴っていきます。

 

今回は『イヌガミ』について。

 

 

「犬じゃねえ!」と言いながらも

かなり動物感強めに仕上がったイヌガミの

感想をいっぱい頂き、ありがたい限りです。

 

 

戦いたがりで獣っぽい。

 

こんなに皆さんに可愛いと言って頂けると

思っていなかったのですが、

 

山育ちで野生味溢れるスタイル。

恐らく、作中で1番妖感が強かったかも知れません。

 

毛皮を着てるイメージですが、キュウビや白玉に

毛を引っ張られて痛がるのは、地毛だからです(笑)

 

 

そう。

作品妖と呼ばれる者は全員『人』。

 

イヌガミは多毛症。

 

だから、獣の妖と迫害されて山で暮らしたのでしょう。

 

 

晴明ファミリーは皆、世間から見放された異形の人。

その中でも、イヌガミは他のファミリーと違った

自由奔放さと、戦いに向かう純粋な欲求。

 

 

 

本当に戦うのが好きなのだと思います(笑)

ただ、晴明の為、ファミリーの為に。

 

それを見せないくらい、馬鹿で人懐っこい。

 

理解のあるものにはとことん優しく、そうでない者にはいつだろうと牙を剥く。

自分の機嫌もありますが(笑)

 

 

そういうところが、

自分の本質的なところで共感が多かったのも

イヌガミをやりやすかった理由の1つです。

 

僕は優しさは強さの裏返しだと思っています。

だから、純粋に強さを求めるようにしましたし、

そもそもイヌガミはそれしか求めていない、

そんな気がしてます。

 

 

話が逸れますが、

キュウビの修行を晴明にバラしてしまい

才能がないとまで言うのも、イヌガミとしての

優しさの1つだと思っています。

 

 

最終的に、晴明と同じく大江山に残りますが、

自分の生まれ育ちなどどうでもよく、ただただ、

強い者と戦いたい、全力を出し切りたいという欲求に

素直に生きた馬鹿の生き方がかっこよくなればいいなぁと思っていました。

 

 

最期は演出がかっこよすぎて恐縮しましたが、

でも、あれで終わるのがイヌガミらしいなと。

 

そして、先に話した優しさが、

キュウビの成長と、ゼンキが想ってくれる事で

報われたらいいな、という気持ちですが、そんなこと奴は考えていません。

 

本当に、作品としてイヌガミという役が好きなんだなぁとしみじみ思います。

最終的に生きているのか、生きていたらどうする?

みたいなお話もされましたが、僕のイヌガミとしては選択肢は1つです。

 

この辺りは、あとで晴明に触れる時にお話しようと思います。

 

 

 

戦闘狂の感覚なんて、1番皆さんに共感の薄いものだと思います。

 

ですが前述の通り、僕は

【舞台に立つ=殺陣・アクションをする】

 

という事を決めていましたので、2021年の久しぶりの舞台に

イヌガミという役で戦えた事を、本当に感謝しています。

 

今年で40になりますが、まだまだ暴れ足りません。

 

 

これからもイヌガミのような生き方をしていきたい。

 

そんな戦闘狂のお話でした。

  

 

拳礼。( ^^)/@


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コメント: 1
  • #1

    みにー (日曜日, 28 2月 2021 00:11)

    洋さんの感想を読んで,イヌガミに対する洋さんの気持ちが知れて良かったです♪
    今までのアクションとは少し違うと感じていたのは間違えではなかったし,何で違うか?という事は洋さんの言葉があるからだと線が繋がりました!!

    シングルキャストで嬉しい反面,マチソワの間の時間の短さに体力の回復が…考えただけで1日に2回公演の大変さが頭を過り心配になりました。。。

    洋さんのお歳,知ってはいるけど,やっぱりビックリではありますが,これからもまだまだ優しいお兄さんとして暴れて欲しいです笑

    でもお身体を大切に☆

    本当にお疲れ様でした!!